「かく」第8号の内容紹介
「かく」できました、といわれてもよくわからないと思うので、内容をご紹介します。
第8号はこんな感じです。
「珠洲というところです」=エッセイ
すず、と読みます。
能登半島の突端にある珠洲市は、公式の人口が15,269人で(2016/10/31現在) 、本州でいちばん人口の少ない市といわれています。
電車も走っていません。
金沢から東京まで2時間半といいますが、家から金沢まで2時間半かかります。
ぼくはここで生まれ育ったので特に疑問はなかったのですが、発展してゆく都会と比べると、ある意味特殊な所なのではないか、秘境なのではないかと思い、そのイントロダクション的な感じで、珠洲のことを書いたエッセイを2篇載せました。
「かく」の読者は意外と全国にいるので、そういった人向けでもあります。
そして、新たに出会う読者のためでもあります。
「かげ」=小説
母方の祖母の死をきっかけに帰省した大学生の千秋は、その途上、祖母の「かげ」を見たという。
弔いという儀式に流れる独特の時間と、その奇妙さ。
「あいさつ」=詩
書きためていた詩から、9篇を選んで。
ぼくはいつのころからか、気付いたら詩を書き始めていました。
きっかけはよくわからないけど、考えてみれば、ぼくにとって詩を書くということは一体どういうことなのだろうと、最近考えます。
そういった心境で書いた詩たち。
「かく」は詩がメインの冊子なので、ここがいちばん読んでほしいところかな。
気になった方は、Amazonでポチッとしてみるか、直接ぼくまで。
23日(水・祝)珠洲の一箱古本市にて、10部限定で販売もします。
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